高速信号のESD保護では何に気を付けて保護素子を選択したらいいですか?

TVSダイオードの簡易等価回路

ESDなどが侵入していない正常状態、つまりTVSダイオード(ESD保護ダイオード)のOFF状態を考える必要があります。
TVSダイオードの簡易等価回路は図のようになります。オフ時は、簡易等価回路のダイオード部分がコンデンサ(キャパシタンス)として見えます。この容量を端子間容量 CTと呼びます。この端子間容量が信号ライン(データパス)とGND間に入りますので高速信号入力時に信号品質を劣化させることがあります。信号品質を保持するためには、適切な端子間容量のデバイスを選択する必要があります。

端子間容量と周波数の関係

選択の目安となるグラフを以下に示します。

* HDMI、HDMI High-Definition Multimedia Interface、およびHDMIロゴは、米国およびその他の国におけるHDMI Licensing Administrator, Inc.の商標または登録商標です。
* その他の社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。