製品の端子名に関係なく同じ差動ペアの組み合わせであれば、バススイッチの端子名とプラスとマイナスが逆の信号も伝送可能です。
例えば、図-1に2:1 Mux (マルチプレクサー) /1:2 De-Mux (デマルチプレクサー) タイプのバススイッチを使用した場合の接続例を示します。
このタイプのバススイッチは、下図のようにAn±端子の接続先をBn±端子とCn±端子のどちらかから選択して切り替えることができ、双方向で通信することができます。
An±端子とBn±端子が接続されている場合には、An+とBn+、An-とBn-がスイッチ内部で接続されます。そのため、プラスとマイナスが端子名と逆の差動信号を入力しても、スイッチ内部の経路は図-1のように通常通りに使用した場合と同じになります。また、この際は各端子から出力される信号もプラスとマイナスが端子名と逆になるので注意が必要です。
以下の資料にも関連する説明がありますので、ご参照ください。