割り込み処理:ノンマスカブル割り込み

これは、「ノンマスカブル割り込み」を説明した図です。
ノンマスカブル割り込み

ノンマスカブル割り込み(Non Maskable Interrupt)は、マスカブルの前にノンがあるので、禁止することができない割り込みです。割り込み要求があれば、CPUは無条件で割り込み処理を行うことになります。このノンマスカブル割り込みは、緊急処理、例えば、停電処理などデータバックアップ処理に利用されます。

ノンマスカブル割り込みとして、ウオッチドッグタイマーがあります。ウォッチドッグとは番犬の意味です。ウオッチドッグタイマーとは、マイコンが正常に動作しているかどうかをチェックし、異常動作を検出した場合には、ウオッチドッグタイマー割り込みを発生させてCPUに知らせるか、あるいはCPUをリセットする重要な回路のことです。

これは、「リセット」を説明した図です。
リセット

リセット(Reset)
一般的にマイコンは、電源投入時にリセットがかかるようになっています。リセットとはマイコンを初期設定に戻すという動作です。リセットされると、プログラムは最初から実行されます。

第4章 東芝マイコン コア例 (TLCS-870/C1)

CPUの全体構成
CPUの全体構成:CPUコア部(1)
CPUの全体構成:CPUコア部(2)
CPUの全体構成:プログラムカウンター
CPUの全体構成:汎用レジスター
CPUの全体構成:PSW(フラグ)
CPUの全体構成:スタックとスタックポインター
割り込み処理
割り込み処理:割り込みの種類
割り込み処理:マスカブル割り込み