CPUの全体構成:プログラムカウンター

これは、「実行命令の呼び出し」を説明した図です。
実行命令の呼び出し

プログラムカウンター(Program Counter:PC)は、次に実行する命令のメモリー番地を管理するレジスターです。

PCの指定する番地は命令がひとつ実行されるごとに+n(1ワード命令の時には+1、2ワード命令の時には+2)されることになります。
ただし、割込み命令などの場合は飛び越し先のアドレスが格納されます。

これは、「次の命令格納アドレス(プログラムカウンター)の呼出し」を説明した図です。
次の命令格納アドレス (プログラムカウンター)の呼出し

CPUは、次に実行する命令が格納されているアドレスをPCから読み出し、順次実行していきます。

例えば、PCに0x8020(番地)が格納されている場合、CPUは0x8019番地の命令を実行していることになります。そしてPCから0x8020番地が読み出されるとCPUが次に実行する命令を読み出すための番地0x8021がPCに格納されます。

第4章 東芝マイコン コア例 (TLCS-870/C1)

CPUの全体構成
CPUの全体構成:CPUコア部(1)
CPUの全体構成:CPUコア部(2)
CPUの全体構成:汎用レジスター
CPUの全体構成:PSW(フラグ)
CPUの全体構成:スタックとスタックポインター
割り込み処理
割り込み処理:割り込みの種類
割り込み処理:マスカブル割り込み
割り込み処理:ノンマスカブル割り込み