組み合わせ論理回路(デコーダー)

デコーダー
(例:VHC138)
デコーダーは、N本の入力信号から2N本の出力信号に変換します。ポートを拡張しチップセレクト信号としての使用が代表的です。

デコーダーの動作について
以下に3本の入力信号を8本の出力に変換する(3to8デコーダー)製品を想定した論理記号および、真理値表、タイミングチャートを示します。

デコーダー(3to8)の論理記号と真理値表
デコーダー(3to8)の論理記号と真理値表
デコーダー(3to8)のタイミングチャート
デコーダー(3to8)のタイミングチャート
チップセレクトのイメージ図
チップセレクトのイメージ図

チップセレクトのイメージ図では、3本の入力信号(A,B,C)がLの場合を示しています。この時、8つの出力端子のうちY0のみLが出力され、それ以外の出力端子はHを出力します。IC0をセレクトしている状態です。
このようにして3本の入力信号の組み合わせで、任意のチップをセレクトできます。

3章 CMOSロジックICの基本回路

CMOSロジックICの基本回路
組み合わせ論理回路(インバーター、バッファー)
組み合わせ論理回路(双方向バスバッファー)
組み合わせ論理回路(シュミットトリガー)
組み合わせ論理回路(マルチプレクサー)
組み合わせ論理回路(アナログマルチプレクサー/デマルチプレクサー)
組み合わせ論理回路(アナログスイッチ)
順序論理回路(ラッチ)
順序論理回路(フリップフロップ)
順序論理回路(カウンター)
順序論理回路(シフトレジスター)

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