短絡保護機能は、電源ラインや負荷が何らかの異常により短絡(ショート)した際に動作を停止して、過大な電流が流れるのを防ぐ機能です。TCKE800/805/812 シリーズでは、ごく短い時間に出力電流が過電流保護時制限電流(ILIM)の1.6倍の電流が流れた場合に短絡と判定し、本機能が動作します。
短絡保護波形
東芝eFuse ICは、高速に動作する短絡保護回路(ファストトリップ機能)を採用しています。
上の図は、シミュレートされた Fast trip 機能の動作波形(※)を示しています。
シュミレーション結果では、短絡が発生してから 150 ns(typ.)で電流がゼロ近くまで抑制されていることがわかります。
※実際の回路では、配線等の寄生抵抗・容量の影響を受け、動作波形が異なる場合があります。