従来ヒューズとeFuse ICとの比較

eFuse ICだけが高速に電流経路を遮断し、大電流を流さない

短絡保護動作結果

 

eFuse IC

(TCKE812NL)

ポリヒューズ

チップヒューズ

定格電流

3 A (設定)

3.1 A (定格)

3 A (定格)

遮断時間

2 μs

2.9 S

7 μs

保護動作確認

短絡保護動作結果

短絡保護動作結果

短絡保護動作結果

ポリヒューズ、チップヒューズは瞬間的に70 A以上の大電流を確認、チップヒューズは破壊

eFuse ICと従来ヒューズ(ポリヒューズ、チップヒューズ)にて、短絡保護性能を比較した結果が上の図になります。

出力をGNDへ短絡させた場合に、どのくらいの時間で出力電流がオフするかを確認しています。
(比較のためにeFuse ICの過電流設定、ポリヒューズ、チップヒューズの定格を3A付近で統一しています。)

結果、左側のeFuse ICでは電流遮断時間は約2μsに対して、真ん中の図のポリヒューズでは約3秒、右の図のチップヒューズでは約7μsとなりました。

ピーク電流に関しても、eFuse ICは35A程度に抑えています。
一方、従来ヒューズは、測定のレンジに収まらず、70A以上の大きな電流が流れました。

eFuse ICの基礎

半導体ヒューズ eFuse ICとは
半導体ヒューズ eFuse ICのメリット (1)
半導体ヒューズ eFuse ICのメリット (2)
半導体ヒューズ eFuse ICのメリット (3)
半導体ヒューズが使われるアプリケーション例
過電流保護機能 (OCP:OverCurrent Protection)
短絡保護機能
過電圧保護機能 (過電圧クランプ)
スルーレートコントロール (ラッシュ電流の抑制)

関連情報