2-18-2. ビットバンド領域とビットバンドエイリアス領域(2)

これは、「ビットバンド領域とビットバンドエイリアス領域」を説明した図です。

ビットバンド領域データとビットバンドエイリアス領域のアドレスが、どのように割り付けられているか見てみましょう。ビットバンドエイリアスのアドレスは、ワード単位(1ワード=32ビット)のアドレスが割り付けられています。

  • ビットバンドエイリアス領域ワードアドレスのbit0でビットバンド領域の各ビットをアクセスします。
  • ビットバンドエイリアス領域のワードアドレスがビットバンド領域の各ビットに1つ割り付けられています。

ビットバンド領域 0x40000000 を例に図示します。
ビットバンド領域 0x40000000 の32ビットは、
ビットバンドエイリアス領域 0x42000000~0x4200007C  
の32個のアドレスが割り付けられています。(ビット毎の割り付け例はこちらを参照)
他のビットバンド領域アドレスも同様の順序でビットバンドエイリアス領域ワードアドレスが割り付けられます。

第2章 Arm® Cortex®-M3

2-1. ハードウェア構成
2-2. NVIC(Nested Vectored Interrupt Controller)
2-3. メインコア
2-4. レジスター構成
2-5. レジスターの役割
2-6. PC, LR
2-7. スタックポインター
2-8. スタックポインターへのPUSH/POP
2-9. 特殊レジスター
2-10-1. 動作モードとスタックポインター(1)
2-10-2. 動作モードとスタックポインター(2)
2-11. 例外(リセット,割り込み,フォールト,システムコール)
2-12. NVICの役割
2-13. NVICによるテールチェーン制御
2-14. メモリーマップ
2-15. Arm® Cortex®-M3仕様のメモリーマップ
2-16. TX03シリーズTMPM330実装例のメモリーマップ
2-17-1. ベクターテーブル(1)
2-17-2. ベクターテーブル(2)
2-18-1. ビットバンド領域とビットバンドエイリアス領域(1)

※ArmおよびCortexはArm Limited(またはその子会社)のUSまたはその他の国における登録商標です。