2-3. メインコア

Arm® Cortex®-M3メインコアブロックの構成を御説明します。
Cortex®-M3メインコアは、3段のパイプライン構成になっています。

これは、「メインコア」を説明した図です。
  • [Fe]フェッチステージ PC(プログラムカウンター)の示すメモリーアドレスの命令を読み込みます。
          
  • [De]デコードステージ 読み込んだ命令を解読し、実行ステージの実行制御を決定します。
          
  • [Ex]実行ステージ シフト、ALU( Arithmetic Logic Unit)による四則演算,論理演算、乗算、除算などの演算、ロード/ストアを実行します。実行によるレジスターの更新はこのステージで行われます。

第2章 Arm® Cortex®-M3

2-1. ハードウェア構成
2-2. NVIC(Nested Vectored Interrupt Controller)
2-4. レジスター構成
2-5. レジスターの役割
2-6. PC, LR
2-7. スタックポインター
2-8. スタックポインターへのPUSH/POP
2-9. 特殊レジスター
2-10-1. 動作モードとスタックポインター(1)
2-10-2. 動作モードとスタックポインター(2)
2-11. 例外(リセット,割り込み,フォールト,システムコール)
2-12. NVICの役割
2-13. NVICによるテールチェーン制御
2-14. メモリーマップ
2-15. Arm® Cortex®-M3仕様のメモリーマップ
2-16. TX03シリーズTMPM330実装例のメモリーマップ
2-17-1. ベクターテーブル(1)
2-17-2. ベクターテーブル(2)
2-18-1. ビットバンド領域とビットバンドエイリアス領域(1)
2-18-2. ビットバンド領域とビットバンドエイリアス領域(2)

※ArmおよびCortexはArm Limited(またはその子会社)のUSまたはその他の国における登録商標です。