2-8. ESD保護用ダイオードと定電圧ダイオードの違い(2)

ESD保護用ダイオードの使用領域
図2-7(a) ESD保護用ダイオードの使用領域

<<ESD保護用ダイオード:図2-7(a)参照>>
通常は、逆阻止状態(電流がほとんど流れず電圧のみが印加される)で使用します。
一定の電圧(クランプ電圧)を超える電圧が印加された時のみ降伏(クランプ)動作が発生します。

定電圧ダイオードの使用領域
図2-7(b) 定電圧ダイオードの使用領域

<<定電圧ダイオード:図2-7(b)参照>>
通常は、電流を流し降伏状態で使用します。
常に降伏(ツェナー)電流を流す使用方法を想定しています。

第2章 ダイオード

2-1. ダイオードの種類
2-2. 整流ダイオードの働き
2-3. 整流ダイオードの順方向特性
2-4. FRD
2-5. 定電圧ダイオード
2-6. ESD保護用ダイオード
2-7. ESD保護用ダイオードと定電圧ダイオードの違い(1)
2-9. 可変容量ダイオード
2-10. ショットキーバリアダイオード(SBD)
2-11. SBDの逆回復特性
2-12. SBDの金属による差
2-13. 各種ダイオードの特性と応用

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