5-15. フォトカプラーの使い方 出力電流

Step 2. IFとCTRから、フォトトランジスター出力電流を計算

フォトカプラーの使い方 出力電流

フォトカプラーの出力電流 (IC)は?

入力電流 (IF)=10 mAの場合の出力電流 (IC)のばらつきを、変換効率 (IC/IF) から求めます。右上のIC-IFカーブは、IC=10 mA(@IF=5 mA、VCE=5V、Ta=25℃)なので、CTR=200%品 (BLランク:200~600 %の最小品)の特性カーブである事が分かります。また、このカーブから IC=20 mA(@IF=10 mA、VCE=5V、Ta=25℃) となります。
ここで求めたICの値を使って次にRLを導出します。一般的にトランジスターカプラーの変換効率の測定条件はVCE=5 V の設定なので、ICの最小値でもVCEが飽和電圧になるようRLを設定します。

第5章 光半導体(アイソレーター/ソリッドステートリレー(SSR))

5-1. 光半導体の種類
5-2. LEDの発光原理
5-3. LEDの発光波長
5-4. フォトカプラーとは
5-5. フォトカプラーはなぜ必要か
5-6. フォトカプラーの種類と機能
5-7. パッケージと安全規格
5-8. フォトカプラーの内部構造
5-9. 主な安全規格
5-10. フォトカプラーの特性 変換効率
5-11. フォトカプラーの特性 トリガーLED電流
5-12. フォトカプラーの経年変化
5-13. フォトカプラーの使い方
5-14. フォトカプラーの使い方 入力電流
5-16. フォトカプラーの使い方 出力側抵抗RL
5-17. フォトカプラーの使い方 確認

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