5-11. フォトカプラーの特性 トリガーLED電流

トリガーLED電流
ロジック出力ICカプラーフォトリレートライアック出力カプラーなどでは、その出力動作を行うために必要な、トリガーLED電流が規定されています。

「トリガーLED電流」 
 = 「状態変化の引きがねとなるLED電流」
 = 「出力の状態を変化させるために必要なLED電流」

記号としては、IFT、IFLH、IFHL などが使用されます。
データシートに記載のトリガーLED電流は、製品での規定値を記載しています。従って、最低でもトリガーLED電流(最大値)以上のLED電流を流す必要があります。

フォトカプラーの特性 トリガーLED電流

例)
IFを0mAから徐々に増やし、 IF=3mAを入力したときに
出力がオフ状態からオン状態に移行した場合、 IFT= 3mA

トリガーLED電流

トリガーLED電流は回路設計や寿命設計において重要な項目です。

第5章 光半導体(アイソレーター/ソリッドステートリレー(SSR))

5-1. 光半導体の種類
5-2. LEDの発光原理
5-3. LEDの発光波長
5-4. フォトカプラーとは
5-5. フォトカプラーはなぜ必要か
5-6. フォトカプラーの種類と機能
5-7. パッケージと安全規格
5-8. フォトカプラーの内部構造
5-9. 主な安全規格
5-10. フォトカプラーの特性 変換効率
5-12. フォトカプラーの経年変化
5-13. フォトカプラーの使い方
5-14. フォトカプラーの使い方 入力電流
5-15. フォトカプラーの使い方 出力電流
5-16. フォトカプラーの使い方 出力側抵抗RL
5-17. フォトカプラーの使い方 確認

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