5-16. フォトカプラーの使い方 出力側抵抗RL

Step 3. 出力側抵抗RLの設計
出力トランジスターのIC-VCE特性からRLを決定します。信号伝送として使用するには、負荷側に接続するデバイスの“L”レベルを十分に満足させる必要があります。ここでは、VCE=0.3Vを目標値とします。IF=10mAの時、RL=1kΩではVCE=0.9V程度となり不十分です。RL=2kΩではVCE=0.2V程度になっており、目標値を達成していますのでRL=2kΩを選定します。実設計では負荷側のインピーダンスも考慮する必要があります。

フォトカプラーの使い方 出力抵抗RL

第5章 光半導体(アイソレーター/ソリッドステートリレー(SSR))

5-1. 光半導体の種類
5-2. LEDの発光原理
5-3. LEDの発光波長
5-4. フォトカプラーとは
5-5. フォトカプラーはなぜ必要か
5-6. フォトカプラーの種類と機能
5-7. パッケージと安全規格
5-8. フォトカプラーの内部構造
5-9. 主な安全規格
5-10. フォトカプラーの特性 変換効率
5-11. フォトカプラーの特性 トリガーLED電流
5-12. フォトカプラーの経年変化
5-13. フォトカプラーの使い方
5-14. フォトカプラーの使い方 入力電流
5-15. フォトカプラーの使い方 出力電流
5-17. フォトカプラーの使い方 確認

関連情報