「第5章 光半導体」のPDFダウンロード (PDF:1.8MB)
フォトカプラーを、感電からの人体保護など安全確保のため「絶縁」する手段として装置に搭載する場合、安全規格面でいろいろな規制を受けることがあります。
安全を確保するための規定、基準などが幅広く各種規格として標準化されています。
安全規格は設計・製造の立場から見ると、「セット規格」と「部品規格」に分類してとらえることができます。
装置を設計・製造する上で基本となるのは「セット規格」です。装置の種類、絶縁方式、そのクラス、動作電圧などによって内容が異なります。
また、フォトカプラー単体の入出力間の絶縁性能を測る試験方法と判定基準などが規定されているのが「部品規格」です。
主な安全規格
部品規格
UL 1577
絶縁耐圧 (1分間) に関する規定など
認定機関 = UL(米)
EN IEC 60747-5-5
最大許容動作絶縁電圧、最大許容過電圧、部分放電試験に関する規定など
認定機関 = VDE(独)、TUV(独) など
セット規格
EN IEC 62368-1
オーディオ/ビデオ、情報・通信技術機器規格
認定機関 = VDE(独)、SEMKO(スウェーデン)など