パワーダウンプロテクション機能を持つ製品を使うと、パーシャルパワーダウンが可能
2つの電源(VCC1,VCC2)が存在するシステムにおいて、消費電力を下げる為にVCC1のシステムを立ち下げる場合(パーシャルパワーダウン)があります。例えばVCC1に74VHCシリーズを使用した場合、出力端子側には、意図的ではない寄生ダイオードがあるため、VCC2>VCC1の条件が成立すると、VCC1のシステムの出力-電源間のダイオードがオンして大電流を流し素子を破壊することがあります。この場合、入力に加え出力の寄生ダイオードが無い製品(例:74VHCTシリーズ、74LCXシリーズ、74VCXシリーズ)に置き換えることで、破壊を防ぐことが出来ます。これらの製品はパワーダウンプロテクション機能を持っていると言えます。