クロストークノイズは2本の隣接した伝送線間相互キャパシタンスと相互インダクタンスによる結合によって生じます。
特に、急俊な立ち上がりおよび立ち下がりをもった波形については注意が必要です。
信号を通信の際、被ノイズ線路に発生するクロストークノイズは通信方向と逆方向の両方向に伝搬していきます。この速度は信号の通信速度と同じなので、通信方向のクロストークノイズは加算されてパルス状のノイズになります。
(遠端クロストークノイズ)一方、逆方向に伝搬するノイズは信号通信の期間、一定レベルのノイズで伝搬します。
(近端クロストークノイズ)また、発生したクロストークノイズは通信路線に伝搬し、また被ノイズ路線に戻ってきます。
対策として一般的に以下が考えられます。
< クロストーク対策 >
下記に、代表例として配線長30cmのクロストークノイズレベルを示します。
この例では、近端クロストークノイズを示しており、被ノイズ側の近端側が受信側の場合は影響を受けやすくなります。