ダイオードなどで行うようなワイヤードORを構成することはできません。一般の汎用CMOSロジックICでは原則として出力同士を接続することはできません。3ステート出力の製品では可能ですが、同時にイネーブル状態になると、意図しない電流が流れICの劣化を招くことがあります。出力が同時にイネーブルとなるタイミングを持たないように設計ください。また、接続している全ての端子がディセーブル(High-Z)になると、バスホールド機能を持たない素子ではプルアップやプルダウンなどを行わない場合、出力が不安定になります。
出力の駆動能力を向上(出力電流を増加)させるための平行接続は、同一パッケージ内のゲートに限り可能ですが、高駆動製品(Io = ±24mA)をお使いいただくことを推奨します。